私は、昔からオタクにすごく好かれます。
意識して出している訳ではないのですが、私は、初めて会った人には八割九割指摘されるほどのアニメ声の持ち主です。
しかも、身長は148センチメートル、色白の童顔で、かなり華奢な体型です。ちなみに、マンガもアニメはあまり好きではありません。
あるとき、出会い系サイトで出会った人と秋葉原で遊ぶことになりました。
秋葉原という場所は、彼が指定してきた場所でした。
「なんで秋葉原なんだろう」と思いましたが、そこまで気にしませんでした、その時は。
そして、彼が来てから、その理由を思う存分味わうことになるのです。待ち合わせ時間に十分遅れてきた彼は、
「ああっ」と不自然な驚き方をしながら、チェックのシャツをジーパンに締まったファッションで現れました。
そう、見るからに、完全にオタクな人でした。もともとオタクだとは聞いていましたが、まさかここまでとは思ってもみなかったのです。
彼はその後、私をメイド喫茶につれていってくれましたが、話の内容も「ミユたんは、どういうアニメが好きですか?」
「メイド服似合いそうだね」という具合で、ついていけないような話ばかりでした。
とても辛い時間でしたが、話のネタになるようなできごとだったので、今では笑い話にしています。
やはり、出会い系は出会ってみないとどんな人が来るかわかりません。
この時ばかりは、「メールでは普通だったのに……」とガッカリしてしまいました。